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漏れた闇が故郷を襲う・・・自責の念と共に、戦いが始まる・・・・・・



黒き疾風がマサラに向かい駆け抜ける。

秋と冬の境目・・・しかし、どちらかというと冬よりの空を・・・

冷たい風が身体に当たる・・・。

しかし、黒き疾風の温度を下げることはできない。

マグマのように熱い心・・・・・・ただしこれは、褒める意味ではない。






鋭く輝く漆黒の瞳。

細められた瞳の目指す先で今、壮絶な戦いの火蓋が切られようとしている・・・・・・















 PAS Chapter3 第14話(前編) 激突、円卓の騎士
















 黒き疾風は、翼竜の翼を羽ばたかせて大空を猛スピードで駆け抜けていく。

そのスピードと、黒き疾風から放たれる圧倒的なプッレシャーに、周囲をのんびり飛んでいた野生の鳥ポケモンが驚きながら進路をあける。

圧倒的プレッシャー・・・いや、この領域まで到達しているのならば“殺気”ともいえるだらう。



「・・・なんだっ!?」



若い気ままな旅人の上空を飛んだ時、地上にいながら旅人はその殺気に驚いてしまい手に持っていたポケギアを落としてしまった。

そらを含めた周囲をキョロキョロと見回して、今の殺気の正体を必死に探る旅人・・・。

いつも帽子の上にあるゴーグルは今日は、首にかけてある。


(そういえば、あの方向は・・・・・・)


先程落としてしまったポケギアを拾い、タウンマップを開こうとする。

その一瞬、見えた時刻は午前9時。そしてカレンダーが示すのは11月13日。そしてその横に(土)の文字。

おそらく土曜日であることを示しているのだろう、要するに今日は休日だ。

カチカチとポケギアを操作してタウンマップのソフトを起動する。そしてこの辺りの地図を表示すると、再びカチカチと操作を続ける。

ポケギアの画面ではカチカチとなる音と一緒に、カーソルが動き、近隣の都市や町についての情報を表示している。

そしてそのカーソルがマサラタウンを選択し、その情報を表示すると、旅人の手の動きは止まった。



(先輩たちに久々に会いに行ってみるか・・・!!)



若い旅人は腰のボールホルダーからボールを一つ取り出すと、そのボールから立派に育ったバクフーンを呼び出した。


「さて、バクたろう。先輩たちのいるマサラタウンまで頼むぜ!!」


首にかけていたゴーグルをしっかりと着用すると、旅人はバクフーンの背に飛び乗った。

旅人の特徴的な前髪がパサリと乗った衝撃で揺れる、そしてバクフーンはマサラに向かい駆け出した・・・・













 そんなことなど知らずに、ひたすら真っ直ぐ駆ける黒い疾風。

もう少しでマサラタウン入り口が見えてくる頃である。正面からの風のためか、それとも殺気立っているからなのか

細めている目で必死にマサラの状況を確認しようとする・・・。

限られた視界に入ってくるのは枯れて茶色になった植物や、ほとんど植物が無くなった状態の大地ばかり。

これは別に円卓の騎士が来ている影響でもなんでもなく、季節の影響を受けてのものである。


(どこだ、あいつらは・・・)


真っ黒な黒目をキョロキョロと動かして彼らの姿を探す。無論彼らとは円卓の騎士たちのことである。

マサラに向かったと思われる円卓の騎士・・・その人数は推測で4人。

人数だけで考えれば、なんとかなりそうな感じがするがそれぞれの実力は結構高いと思われる。

その根拠として、おそらくキクコの直轄部隊になるはずだったということ、改造ポケモンを使うということ

そして、バトルバイザーという強力な戦闘支援ツールを用いてバトルをしてくるということ

最後に、一人を除いて、今いると思われる全員が“ウェポン”を使ってくるということである。



脳内に植え込まれた特殊行動パターン・・・“ウェポン”。



その威力は一度目にしているが、あのタイプの技を全員が仕掛けてくるとは思わない。

おそらく、様々な技を仕込んであるだろう。あの研究好きな婆さんならそうに違いない。

4人のうち3人が“ウェポン”使い・・・。しかも、どんな手で攻撃してくるかも解らない。

さらに、古城に残っているベージュとセピアを合わせれば、倒さねばならない人数は6人、“ウェポン”使い5人・・・



(もしもの時は・・・やっぱり、コイツが頼り・・・か・・・・・・?)



ちらりと懐に視線を送った。今着用しているこの真っ黒いスーツの懐には、一つのポケットがあり



そこにはマスターボール、そしてその中には彼の“最凶の切り札”が眠っている・・・・・・



なるべくコイツの力を使わないようにと願いながら、再び正面に視線を移した。

相変わらず晩秋らしい、寂しい景色が延々と続き、切なさがどこかこみ上げてくる・・・

すると、マサラタウンの入り口が徐々に見えてきた。町の状態も十分把握できる距離に到達している。

高速で移動するために、正面からの強風であまり大きく開くことのできない目をそれでも思い切り開いて

町の様子を、マサラタウンの様子を、そして故郷の様子を必死に見る。



(町は・・・・!!!)



強風で目を開いていられないが、それでも無理矢理開いて瞳を凝らして見続ける・・・・・・

必死に見る故郷の様子は、今ぐらいの季節に相応しい雰囲気をしており、何一つの外見的変化を見せていない。

どうやらまだ、騎士たちはこの町に、自分の故郷に足を踏み入れていないようだ。

とりあえず一安心・・・まだ来ていないのなら、町の入り口で彼らを迎え撃てばよい。

そう思った束の間、入り口からしばらく行った場所にある草原地帯に複数の人影が確認できた。

結構な高さで飛行しているので、その姿を正確に捉えることはできないが、特徴的なシルエットをした動くものを確認できる・・・





二足歩行の大型甲殻生物と、赤い人型の虫と、大型の蝉と、丸っこい妖精。





おそらくアレはポケモンであると、長年の知識で判断できた。そしてその周囲にそのトレーナーと思われる人物を確認した。


一人は見覚えのあるツンツン頭の青年と、これもまた見覚えのある白髪交じりの老人。

さらに茶髪のロングヘアの女とフワッとカールした茶髪の少女・・・・・・


4人ともどこかで見覚えのある姿をしている。そして、その状況からどうやらバトルをしているように思える。

ただ、そのバトルは始まったばかりだろう。バトルフィールドとなっている寂しげな秋の草原には、バトルの跡が何一つ残されていない。

ブラックはそのバトルの様子を観察するために、彼らの真上をグルグルと飛び回るようにプテに命じると

地上の人間の様子を確認する・・・すると、彼らの正体が徐々に解ってきた・・・。







「アーマルド、“
メタルクロー”!!」


白髪交じりの老人・・・円卓の騎士 化石のブラウンが、歳に相応しくない大声で叫ぶと

二足歩行の大型甲殻生物・・・アーマルドがその鋭く長い爪を鋼鉄化させて、ヒュンヒュンと振り回す。



「ハッサム、“
メタルクロー”!!」


ツンツン頭の青年・・・グリーンの命令を受けて

赤い人型の虫・・・ハッサムはその攻撃を同じように両手のハサミを鋼鉄化させて捌く。







「テッカニン、“
かげぶんしん”!!」


大型の蝉・・・テッカニンが、一人のフワッとカールした茶髪の少女・・・円卓の騎士 女王蜂キミドリの命令で残像を発生させる。



「ピッくん、“
コメットパンチ”!!」


茶髪のロングヘアの女・・・ブルーの命令を受けて、丸っこい妖精・・・ピクシーが流星のようなスピードの拳を放つ。








時より聞こえてくる声からその人間の正体が確実に解った。

そしてそれが示すことは、間に合わなかった。自分が彼らを巻き込んでしまった。そういうことだ。











「ぐッ、グあぁぁぁぁぁああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーぁぁぁ!!!」











心の奥に秘めていた感情が溢れ出し、上空で飢えた猛獣によく似た声で叫んだ。

自分自身への怒りが最大地点まで到達したのだ。

あの事件の時から、イエローと、そして故郷と別れる覚悟までして、こういうことにならないようにしてきたが

自らの失敗で再び自分の招いた闇に仲間たちを巻き込んでしまった。





「来たわね・・・裏切り者が・・・・・・。」



上空での咆哮をどうやら感じ取ったらしい三白眼で眼つきの怖い女が言った。


「ここはオレがやる。ピンクは少し待っていてくれ。」


「ん・・・別にいいけど・・・・・・。」


ブラック、いや、レッドの家のドアの前で会話するピンクとグレイ。

グレイの積極的な動きに少々驚くピンク。グレイは上空のブラックの姿を確認すると腰のボールホルダーからボールを一つ取り出した。

そしてボールを力強く握り締めると、眼光を鋭くさせて上空のブラックを睨みつけた。



「・・・邪魔は・・・させん・・・・・・。」



















 抑えきれない自分自身への怒り。ブラックはギリッと歯軋りをすると地上を睨みつけた。

そして丁度、下の彼らがバトルしているフィールドの中心。そこ目掛けて、ブラックはプテと共に螺旋を描いて下降する。

どうにかしなければ、何かしなければ、もう、自分自身をこれ以上許せなかったのだろう。

降下してくるブラックの存在に気づかず、4人のバトルは続行されている。





「アーマルド、“
きりさく”!!」
「ハッサム、合わせて捌ききれ!!」


鋭い爪とハサミの刃が何度も何度もぶつかり合い、完全に捌きあう。未だにお互い相手に一太刀も与えることができないでいる。

グリーンとブラウンのバトルはチャンバラからスタートした。

素早さも体長もハッサムの方が勝っているが、アーマルドがなかなかにしぶとく攻撃を捌く。


それに・・・


「・・ハッサム、今だ!!!」



フリーンがアーマルドの動きの隙を見つけて叫ぶと

一瞬の隙を突いてハッサムがアーマルドに決定的な一撃を加えようとする。しかし・・・







ガチンッ!!!







硬い音と共にハッサムの攻撃はアーマルドの【カブトアーマー】によってはじき返されてしまう。

通常のアーマルドよりもかなり堅牢な【カブトアーマー】を纏っているようで、急所を突かれない以前に

生半可な攻撃ではダメージさえも与えることができない。


「カカカッ・・・その程度の一撃では、ワシの化石ポケモンに傷一つ負わせられんわ!!!」


ブラウンの気迫ある圧倒的な言葉と共に、アーマルドはハッサムを力任せにぶっ飛ばして距離をとった。


「・・クッ!!」


飛んできたハッサムを回避するが、グリーンはその実力と先程の力強い言葉にたじろいでしまった。

アーマルドは再び自分の鋭い爪を輝かせると、再び爪での斬撃を仕掛けてくるようなそぶりを見せはじめた。


(もう一度、チャンスメイク・・・勝負はそれからだ・・・!!!)


そう思った矢先、ブルーともう一人のトレーナーの戦いの方から凄まじき音が聞こえてきた。

その音に、グリーンもブラウンも耳を塞ぎ、戦闘は一時中断された。

ぶっ飛ばされていたハッサムはその間に自らを奮い立たせて立ち上がると、グリーンの前に再び立った。

音が鳴り止むと、グリーンの視線を受け、ハッサムはその考えをある程度把握すると再び爪の斬撃を受ける体勢をとった。


(ハッサム・・・ここは耐えてくれ・・・・・・。)


グリーンはブラウンを睨みながら、時よりハッサムに視線で声援を送る。



「いくぞ、小童!!」



ブラウンの気迫の一声で、ドスドスドスドスとアーマルドが真っ直ぐハッサムに向かって突っ走った。



鋭い爪を輝かせて、アーマルドがハッサムに迫る・・・・・・!!



「頼むぞ、ハッサム!!!」


グリーンの声を聞いたハッサムは捌きの体勢を解除して、アーマルドよりも早く接近戦の距離をとる為に一気に加速した。

不意打ちに要素が有れば、防戦一方に回る必要は無い。それに、こちらのカウンター戦法を読んでの攻撃である。

何か策があってのことだろうが、策を仕掛ける前にこちらが攻めればこちらは優位に立てるはずである。

距離をつめるハッサム。斬撃の射程まであと、ほんの数メートルというところで、ブラウンの口元はニヤリと笑みを浮かべた。




「たわけが!!“
どろかけ”をくらえ!!!」




いつの間にかアーマルドの足元から溢れ出ていた水のエネルギーが足元の地面を液状化させていた。

液状化した地面はグチャグチャの泥となり、アーマルドはそれを思い切り蹴り上げてハッサムにぶつけた。


(まさかこんな方法で・・・!!)


カウンター戦法と見せかけて、カウンター覚悟で何か策があっての攻撃を仕掛けている敵に対して

策を仕掛ける前に逆にこちらが先手を取る・・・という流れを完全に先読みしてのカウンター。

この瞬間、グリーンはこの老人が一筋縄ではいかない相手であるとはっきりと理解した。

泥で視界を奪われて、逆に不意打ちを受ける形になったハッサム。

冷静にそのハッサムの動きを見て、アーマルドは走ってきた勢いを殺さずに、器用に前方宙返り。



「“
アイアンテール”!!!」



おそらく、走っている最中から尻尾の鋼鉄化は始まっていたのだろう。

鋼鉄並みの硬度を持った尾でハッサムの頭を思い切り強打すると、ハッサムはバタリと押しつぶされるように地面に倒れこんだ。


「カカカッ・・・ジジィと思ってなめていただろう・・・。」


アーマルドは足元で倒れるハッサムを蹴り飛ばしてグリーンの足元にまで器用に飛ばす。

蹴られたハッサムは、全身を痙攣させながらだが、よろよろと立ち上がり再びアーマルドとブラウンに敵対の意識を見せる。


(あのアーマルドを攻略しないことには・・・・しかし、どうするか・・・・・・)


睨みう両者、グリーンは久々にバトルで渋い顔になった。












「ごめんさ〜い、それハズレですぅ。」




プチッ。





ブルーの中で、確実に怒りのメーターが上昇している。

かげぶんしん”を繰り返すキミドリのテッカニンに対して、とりあえず様々な方法で攻撃を仕掛けてみるブルーのピクシー。

大技の“
コメットパンチ”を何発も無駄打ちして、“かげぶんしん”状態の敵を叩くようなバトルは、まず、ブルーはしない。

しかし、初手で大技を仕掛けていったことを考えれば、あわよくば相手を一撃で戦闘不能にする考えだったようだ。

テッカニンというポケモンの総合的な耐久力を考えての判断。頭のよいブルーらしい冷静な判断である。



(まずいわねぇ・・・こうもチョロチョロされると。・・・ここは、必中技でヒットアンドアウェイ戦法ね。)



そう思いながら、自分の手持ちの技をポケモン図鑑で確認する・・・・。



(確実な必中技はこっちには無い・・・・・・そうだ!!)



ブルーはテッカニンに攻撃を続けているピクシーをボールに戻すと、別のボールのポケモンと入れ替えた。


「頼むわね、ぷりり!」


ボールから呼び出されたのはピンク色の風船・・・・ではなく、ブルーのプクリンであるぷりりだ。

ぷりりは【かそく】と“
かげぶんしん”を繰り返してかく乱を続けるテッカニンの近くに移動した。


「そうやって逃げ回るなら・・・逃げ回っても意味の無い攻撃をくらわせてあげるわ!!」


ブルーの自信に満ちた声がぷりりに届くと、ぷりりは思い切り息を吸い込んで何やら大技の気配をにおわせる・・・


「むっ・・・まさかとは思いますが・・・・・・。」


キミドリの表情が少し険しくなった。



「ぷりり、“
ハイパーボイス”!!!」



ブルーの渾身一声。この一撃にそれなりに賭けているのだろう。

ぷりりは先程吸い込んだ息を声に転換し、凄まじい声で辺り一帯に攻撃を仕掛ける。

凄まじい声が、まるで空間を振動させているような錯覚に陥らせるほどだ。トレーナーの二人はその声に耳を塞ぐ。


「〜〜〜〜うるさいですねぇ。」

「コレなら・・・いくらなんでも攻撃を受けるでしょう?!」


二人のトレーナーはぷりりの方を向く。ブルーは攻撃を受けたであろうテッカニンを探すために、そしてキミドリは・・・


「でも、この子には効きませんよ?」


えっ。と驚くブルー。確かにぷりりの攻撃は相手を捉えたように思えた。

戦闘中によもやトレーナーから離れるポケモンはまず考えられないし、一瞬のうちに“
ハイパーボイス”の射程から離れたとしても

何らかの影響を受けて、その姿を見せるとふんでいたが、予想に反してキミドリのテッカニンはその姿を現さない。

キミドリの言うとおり、確実な必中技でもなければあのテッカニンにはダメージを与えることはできないのだろうか。


(でも・・・トレーナーに危機が迫れば・・・!!!)


ブルーはテッカニンを確実に呼び出す策を思いついた。それは・・・



(あのトレーナーの至近距離での“
ハイパーボイス”・・・!!)



音の力というのは凄まじく、あまりにも大きい音を聞いてしまうと人間は気絶してしまうほどである。

トレーナーを潰すことができれば、否応なしにバトルは終了する。ポケモンバトルとはポケモンの戦闘不能だけを競うものではないのだ。

だが、この策にも危険は伴う。自分が指示するポケモンが自分から距離を取ってしまうので、相手も同じ策をとってくる可能性が高い。

もしかしたら既に背後を取られている可能性も高いが、ここは賭けるしかない・・・・・



「ぷりり、行って!」



ブルーの声を聞いてぷりりがトテトテとキミドリに向かって駆け出した。しかし、そのスピードはお世辞にも速いとはいえない。


「だいれくとに攻撃ですかー。でも、私のポケモンがあなたを襲いますよ〜?」
「とりあえずアンタを止められれば、それでよしよ!!」


ぷりりは大地を蹴って大きく跳躍。空中で思い切り息を吸おうとした。


「そうはとんやがおろしません。行ってください、“
はかいこうせん”!!!」


突如地中から一匹のポケモンが姿を現して、大きな口をあけて息を吸い込むぷりりの口目掛けて光線を放った。





「ぷりり!!!」





ブルーの顔が洒落ではなく真っ青になった。宙を舞うぷりりの身体は上空からふわふわと落ちてきて、ぱたりと大地に落ちた。


「その子の“
ハイパーボイス”、はっきり言って、あの時、テッカニンはダメージを負っていたでしょう。」


地中からのそりと姿を現したのはテッカニンではなく、ぬけがらポケモンのヌケニン・・・。

いつの間にか、対戦相手のポケモンはチェンジされていたのである。


「逃れられない“
ハイパーボイス”・・・でも、この子ならその攻撃を受けても無傷でいられるんです。・・・ゴーストタイプですから」


(それ以前にヌケニンの身体は【ふしぎなまもり】で守られているが。)

あの避けられなかった“
ハイパーボイス”を、一瞬のうちにテッカニンとヌケニンを交代させてその一撃を防ぐ。

そして、全く効果の無い攻撃の最中に“
あなをほる”で地中に潜り、今の一撃まで地中で耐えていた。・・・ようである。

だがそんな超高速な動作をどうやって可能にしたのだろうか?

いくつかその方法は考えられるが・・・特別な道具を使う隙がなかった先程の場面ならば

テッカニンの高まったスピードを上手く活用した。そう考えるのが自然なのかもしれない。

大きなダメージを負い、倒れたままのぷりりを見て、ブルーは険しい表情になった。




(・・・まったく・・・アイツは一体何をしたのかしらね・・・??)











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