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時は流れ再会後の夕方、パーティー開始まであとわずか・・・





 ここはとある男性の家である。 結構、大きな家でいい暮らしをしている雰囲気が漂っている。
 
屋内では青い瞳の女性が、赤毛で銀色の瞳の青年と一緒にテーブルやイスをせっせと準備している。

そして、その2人があまりにも仲良く作業をしているので近寄りがたいオーラを出している緑色の瞳をした青年が、

イスに座ってその様子を見ていた・・・・・・・。












 PAS 第3話 パーティ











「姉さん、こっちは準備できたよ。」

銀色の瞳をした青年が、青い瞳の女性に声をかける。

「ありがと、シルバーほんと助かるわぁ♪」

そういうと、ブルーはシルバーと呼ばれた青年に抱きついて頭を撫でた。

「ね、ね、ね、ねえさん・・・。」

顔を真っ赤にして照れるシルバーを見た瞬間、緑色の瞳をした青年が大きく咳払いをした。

そんな緑色の瞳の青年に、シルバーを抱きしめながら流し目を送るブルー。

いかにも、「これでいいのぉ?」と言いたげな目だ。

緑色の瞳の青年はイスから立ち上がると、シルバーを引き離しブルーを自分の胸に抱き寄せた。

抱き寄せられたブルーの顔はみるみる紅潮していく。

そんなブルーに視線を向けると、今度はシルバーに視線を向けた。

いかにも勝ち誇った目である。

そんな視線を受けたシルバーは腰のボールに手を掛けた。

それを見ると今度は緑色の瞳の青年は、紅潮しているブルーの唇にそっと口付ける。

シルバーの顔に怒りがあらわになる。

「こ、殺す・・・・・・。」

「・・・・・・やれるもんならな。」

一気に修羅場と化した雰囲気が家全体を包んだ・・・。




「・・・クリス・・・、どうする・・・?」

「と、とりあえず様子、様子みましょ・・・。」

窓から様子を見ていた金色の瞳の青年とクリスと呼ばれた水晶のように澄んだ青い瞳をした女性は2人で困惑していた。















「とりあえず、ねえさんから離れてもらおうか・・・。」

「・・・・・・離れる理由が無いな。」

「お前がいたら、ねえさんが危ないだろう・・・。」

「・・・・・・何が危ないんだ?」

「オレの攻撃が、ねえさんにも及ぶだろうが・・・。」

「・・・・・・悪いがお前の攻撃に当たってやることはできないな。」

(コイツ、絶対殺す・・・)

シルバーはボールを一つ手に取ると緑色の瞳の青年にそのボールを向けた。

「ここで、ケリをつけようか・・・。」

「・・・・・・つけてやろう。」

まさに一触即発、シルバーと緑色の瞳の青年の睨み合いは続いた。











「これじゃ、パーティどこじゃねーよなー・・・。」

金色の瞳の青年が苦笑いを浮かべながら言った。

「と、とにかく現状打破しないと・・・、進展は無いわよね・・・。」

2人は頷き合うと玄関のチャイムを鳴らす。 すると家に電子音が響き渡る・・・。

インターホンで屋内に者に声をかける。

「ブルーさ〜ん、きました〜。」

クリスは大きな声で呼びかける。

「ごめんなさいグリーン、ちょっといいかしら。 クリス達きたみたいだし・・・。」

グリーンと呼ばれた緑色の瞳の青年は抱きしめていた腕を緩めるとブルーを離した。

「ちょっと、そのままストップね♪」

ブルーはそのまま玄関まで向かいクリス達を出迎えた。

「いらっしゃ〜い、遠方からごくろうさま。」

「いえ、ぜんぜんかまいませんよ。 私たちもレッドさんに久しぶりに会いたいですし。」

あえて、現状に触れずに会話を進めようとするとブルーのほうから

「今、おもしろいトコなのよ〜♪ グリーンとシルバーが・・・・。」






(うわ〜、現状楽しんでるよ・・・)






このとき金色の瞳の青年とクリスはそういうふうに思っていた。

「とにかく、準備しましょう! さぁ、ゴールドもしっかりやるのよ!!」

「おう!まかしとけ!!」

ゴールドと呼ばれた金色の瞳の青年も、気合の入った返事をしてどんどん中に入ってい言った。

中に入って大広間に出ると、ぴしっと整理されたテーブルやイス、飾り、花が並ぶ。さらに、睨み合った青年が2人。

これからパーティという場所には明らかに場違いな雰囲気を出している。

「グリーン先輩、まだ準備は終わってませんよ、準備、準備!!」

「クソシルバー、仕事タコってんじゃねえ、きびきび働く!!」

何とか、2人を羽交い絞めにして引き離し、パーティの準備に戻させる。そんな中ブルーは

「あら、もう終わりか〜、もうちょっと楽しめばよかったな〜♪」

と、 つぶやいたとか。








それから、しばらくして・・・・・・。







「遅れてすいません〜。」

グリーンの家のチャイムを鳴らし、情けない声でインターフォンに呼びかけるイエロー。

「あんた、遅かったわね〜。 何やってたの?」

「いろいろありまして・・・。」

するとブルーは、

「あんた、そのままレッドを呼んできちゃいなさい。 料理は預かっておくから。」

「ハ、ハイ!」

玄関にきたブルーに料理を包んだ風呂敷を渡すと、イエローはそのまま方向転換をしてレッドの家に向かおうとした。

すると、ブルーに呼び止められた。

「少し長めに待ってあげるから、レッドと一緒にゆっくり歩いてきなさい。」

それを聞くと、イエローは耳まで真っ赤にしてコクりと頷くと真っ赤な顔でレッドの家まで向かった。

「ちょっと! イエロー方向逆!!」

「ハ、ハイ、すいません・・・。」

さらに顔を真っ赤にしてイエローは今度こそレッドの家に向かうのであった。








場所は移り・・・レッドの家の前・・・。








イエローは真っ赤な顔のまま、レッドの家の玄関の前に立つと、意を決してチャイムを鳴らす。

電子音が響く・・・、





1回、





2回、





3回、






・・・・・・。 反応は無い。


イエローは不審に思いドアをノックしてみる・・・。 


 反応は無い。


今度は声も上げてみる。


「レッドさ〜ん、イエローです、いらっしゃいませんか?」


・・・・・・しかし、反応は無かった。


おそるおそるイエローはドアを開けようとする、するとドアは鍵がかかっておらず、

いとも簡単にドアは開いた。  

「おじゃましま〜す、レッドさん入りますよ〜。」

入ったはいいが、部屋は真っ暗で何も見えない。

とりあえずイエローは電気をつけようと手探りでスイッチを探す。

レッドの家にはよく行っていたので、スイッチの場所は把握済みだ。

スイッチを発見し、スイッチをオンにする。 暗闇は晴れて部屋に明かりが灯る。

周りを見渡すとレッドが床で大の字になって寝ていた。 

手には、はたきが握られている。 この状態から察するに2年間分のホコリを除去していたのだろう。

「言ってくれれば、手伝ったのになぁ・・・。」

そう、ちょっと残念そうにイエローはつぶやいた。

イエローはしばらくレッドの寝顔を見ていた、幸せそうに眠るレッドの顔を見て、イエローの顔はほころびた。

そしてイエローもレッドの隣に寝転んだ。


(ちょっとくらいなら・・・いいですよね・・・)


投げ出されているハタキの握っていないほうの手をギュッと握ると、イエローも目を閉じた。






(久しぶりだな・・・こういうの・・・ずっと・・・このままがいいな・・・)







(何だろう・・・久しぶりの感覚だな・・・今は・・・このままがいい・・・)






イエローはそのまま、レッドの手を握ったまま眠った・・・・・・。





「ど〜しよう・・・、困ったなぁ〜。」

「叩き起こしちゃおうぜ、先輩には悪いけど・・・。」

ゴールドとクリスは顔を見合わせた。

「主役が来ないとパーティは成立しないからなぁ、どうしよう・・・。」

「やっぱ、叩き起こすしか・・・。」

2人で悩んでいると、ブルーがクリスのポケギアに電話した。

「何やってんの? 早く2人を連れてきなさい。 もう、待ちくたびれちゃったじゃない。」

しかし、ゴールドとクリスの2人は思った。



(こんな幸せそうな寝顔で寝られたら起こせないって・・・)



ゴールドとクリスは途方にくれていた。















その後パーティが始まったのは、イエローが呼びに行ってから3時間後のことだった・・・・・・。













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